「すごくカッコいいけど、すごく変。」 これが、デザイン科の学生ミシェル・ウィルソンの反応だった。彼女こそ、ヴィゴ・モーテンセンがRotKのプレミアに着たシャツをデザインした人である。
モーテンセンが着た、前の部分に国連旗をあしらった青い光沢のあるシャツは、デザイン科3年を終了したばかりのウィルソンさんが作ったものである。
「ドミニオンポスト」によると、ワールドプレミアを取材していた世界中のメディアに向かって、モーテンセンが上着を開いてシャツをパッと見せた時、彼女のデザインは世界中を駆け巡ったのである。
この大きなチャンスは、ウィルソンさんがボランティアで彼の写真の展示を手伝っていた時に訪れた。プレミアには何を着るのかと彼女が尋ねると、彼は、まだわからないと答えた。「シャツを作らせてもらえませんかと言うと、そりゃいいね、と彼が言ったの。」