オスロ・スペクトラム(TV2 Nettavisen): 強風がレッドカーペットを吹き飛ばす。しかし、ヴィゴ・モーテンセン、バーナード・ヒル、アンディー・サーキスは、そんなことにはひるまず、ノルウェーのファンたちと会った。「とても素晴らしいよ!」 彼らはそう言った。
オスロ・スペクトラムで行われた『王の帰還』のプレミアに集まった人々は、少々風変わりだった。ガラの装いの人もいれば、トールキンの三部作の中のお気に入りのキャラクターの格好をしている人もいた。何人ものガンダルフ、ガラドリエルなど、原作や映画にインスピレーションを受けた人たちがいた。
風、寒さ、そして “ガンメル・ダンスク” (Gammel Dansk)
「ニュージーランドを思い出すよ。この冬と寒さの両方がね。」 同じくオスロにいた、共同製作のリック・ポラスは言う。厳しい冬のため、オスロ・プラザからオスロ・スペクトラムへのレッドカーペットは中止になったが、ヒーローたちはそれにも関わらず、ファンにサインをした。
どこかの記者が、バーナード・ヒルとヴィゴ・モーテンセンに、体力増強用にと “ガンメル・ダンスク” をあげた。
「これがいったい何なのか知らないけど、薬のような味がしたよ。ヴィゴは北欧の習慣を教えてくれようとしないんだ。僕を殺すつもりなんだよ。」 強いデンマークの酒を体験後、セオデン王はTV2にそう語った。
(原文のフォトギャラリーより)
ノルウェーの国旗をつけていた
関係者にとって、オスロのプレミアはツアー最後の場所であった。
「オスロにいられて最高だよ。」 モーテンセンは完璧なデンマーク語で言う。そして、アンディ・サーキスは、このようなレセプションをしてもらえて、仕事をした甲斐があったと語った。そして4人とも、ノルウェーの国旗のピンをつけていた。
オスロ・スペクトラムでは、モーテンセン、サーキス、ポラス、そしてヒルにとって、30分超過の最高のレセプションが催された。ヴィゴはその間、Se & Hør(ノルウェーのタブロイド)からプレゼントされたノルウェーセーターを着ていた。
(参考: TV2.no の別の記事に掲載されている写真)
ファンに歓迎される
「ノルウェーには大きな借りがある。ノルウェーのサガなしには、指輪物語も、映画も、セオデン王もなかっただろう。」 とモーテンセンは言い、最後の戦いの前に辛抱強く待った者は名誉を受けるだろう、と 『ヴォルスンガサガ』を引用した。
「僕たちは4年間も待ったんだ。」 しかし、モーテンセンは、ここにやって来たすべての人たちとその名誉を共有すると言った。
斧がアラゴルンの頭に
そのあと、ショーが行われた。ショーは、6. sans が監督し、200人のボランティアが、馬やゴラム、叫び声をあげるナズグルなどで、1作目と2作目の映画を要約した。最初の2作の映画音楽やセリフも使われた。
しかし、少し生々しすぎる結果となった。アラゴルン(本名はDaniel Karlsson)は、頭に斧を受け、出血していた。しかし、映画が始まる前にプレスがスペクトラムを離れる頃には、彼は大丈夫のようだった。