VG Nett  2003.12.17 原文 | 英訳
ヴィゴ、ファンに敬意を払う

「彼らは1ヶ月も並んだんだ。だったら、僕が家に帰るのはもう1日待てるさ。」 昨夜、オスロのコロシアムで行われた王の帰還プレミアで、ファンを大いに驚かせたヴィゴ・モーテンセンはそう言う。

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(キャプション)
旗を振る: ヴィゴ・モーテンセンは昨夜のプレミアで、LOTRファンに青い国連の旗を振った。「ポケットから鉛筆を取り出そうとしたら、旗が落ちてしまったので、使わざるを得なかったんだ。」 ヴィゴはそう言って笑った。

デンマーク系アメリカ人の俳優は、雪が降る寒空の中、20日間並んだノルウェーのファンに感銘を受けた。そこで、彼はもう1日オスロに滞在することを決めた。彼は、ただファンに敬意を払いたかった。それだけだった。

「どうしてもファンに感謝したかったんだ。ありがとうを言わずにこの国を離れるなんてできないよ。ノルウェーのファンは長い間外で待ってくれたんだ。感心したよ。」 モーテンセンはそう言う。

列の先頭は、寒空の中を20日間並んだ Camilla Welde (19) であった。彼女は、王様アラゴルンにハグしてもらった。彼女は目に涙を浮かべて、このフレンドリーな映画スターを抱きしめた。

「ほらね、どうでもいいことじゃないんだ。」 モーテンセン自身も、真夜中すぎにオスロのコロシアムで受けた大歓声に感動し、そう言った。

バイキング船を見に行った

「今日は何をしていたのですか?」

「隠れていたのさ。」 モーテンセンは微笑み、こう付け足した。「バイキング船を見に行ったんだ。今日は誰もいなかったよ。友人たちとホルメンコーレンにも行ったけど、そこにも誰もいなかったんだ。あったのは、きれいな雪だけさ。」 モーテンセンは言う。彼は、月曜日のプレミアの後、ショーに出た俳優たちと会った。

「彼らには感心したよ。アラゴルンを演じていた俳優は、頭に斧が当たって出血していたのにやり遂げたんだから。大変だったと思うよ。」 モーテンセンは言う。

昨夜のプレミアで、ヴィゴは観客を喜ばせた。彼は、指輪物語の本を朗読する前に、ノルウェーのファンのために歌を歌った。そして、彼は大喝采をあびた。

translated by yoyo