Chicago Sun Times  2004.3.8 原文
KING POP

By Cindy Pearlman

【前半は省略】

王様でいることは素晴らしい。その息子でいることは、なおさらだ。ヴィゴ・モーテンセンの16歳の息子ヘンリーがそうである。彼は『Hidalgo』の撮影現場で父親と過ごした。「モンタナでワイルド・ウェスト・ショーを撮影していた時に彼は来たんだ。」 めったにプライベートなことを語らないこのハンサムな俳優は言う。

彼は息子がヒーローだと認めるだろう。「彼は常に独立した精神を持っている。自分できちんと考えるんだ。それは良いことだと思うよ。質問もする。中でも素晴らしいのは、彼は何事もただ額面どおりに受け取ってしまわないことだ。かといって無礼ではない。僕が言うこと、先生が言うことを、きちんと自分で考えるんだ。」

もっと子供を持つことについて、ヴィゴはこう言う。「絶対にないとは言えない。」 しかし、彼は子育てについては現実的だ。「多くの人が親になることを美化して考え、きちんと考えもせずに親になってしまう。親になることは、ものすごい責任であり、真剣に受け止めないといけないことなんだ。」

彼と関係があると騒がれている名前もあるが、彼が間もなく誰かと結婚するという噂は事実無根だ。「結婚する予定なんてないよ。だけど、(この先)絶対に結婚しないとは言わないけどね。」

それから、彼が英国のテレビ女優 Josie D'Arby と付き合っているというゴシップもデタラメだ。「事実のかけらもない」と彼は言う。「そんな噂が広まっていることは、本当に残念だよ。もちろん、人気映画に出演すればそういうことも起きるということは、十分理解している。彼女とは『王の帰還』のロンドン・プレミアで会っただけ。彼女を紹介されて、挨拶した。僕は彼女を他の人たちに紹介して、その後家に帰った。彼女は “そうだわ、次のパリで会うかもしれないわね” と言い、僕は “OK” と言い、それっきり二度と会っていない。」

では、どうやって噂がはじまったのか? 「明らかに彼女のところから噂が始まったとしか思えない。あらゆるところで報道されて、その質問に答えているのは僕なのだから、馬鹿げているよ。」 彼はため息をついて言う。「もし、それがやらなければいけないことなら、頑張ってくれよ。ただ、僕にとっては冗談ではすまされない。人生に関わってくることなんだ。」

translated by yoyo