Ekstra Bladet  2004.3.14 原文
メアリーに首ったけ

ヴィゴ・モーテンセンとメアリーは共に馬に興味がある

Ekstra Bladetの写真 (参考:メアリー・ドナルドソンは、デンマーク王室のフレデリック皇太子の婚約者。ヴィゴは『王の帰還』のデンマーク・プレミアで彼女に会った。)

「メアリーは本当に良い人で、将来のご主人とデンマークの両方に興味を持っていると思う。彼女はこの国に住むことになるのだから、良かったよ。彼女とは、馬について少し話せた。皇太子とメアリーのご結婚を祝福したい。」 ヴィゴ・モーテンセンは Ekstra Bladet にそう語った。

彼は3月26日に公開の映画『Hidalgo』のプロモーションで、昨日デンマークを訪れた。

デンマーク系アメリカ人のスターは、去年の12月にも『王の帰還』のプレミアでデンマークを訪れた。その時に、彼は王室の人々と話をすることができた。中でも、ヨアキム王子とアレクサンドラ妃、フレデリック皇太子とメアリー・ドナルドゾンと。

ヴィゴはヒダルゴを演じた馬、TJを購入したのだが、最近ロサンゼルスで行われた『Hidalgo』のプレミアでは、彼はTJに乗ってレッド・カーペットに現れた。しかし、ヴィゴは昨日、コペンハーゲンのホテル d'Angleterre に車で現れた。

ヴィゴとインディアン

実話に基づいた映画『Hidalgo』で、ヴィゴはアメリカ人のカウボーイ、ポニー・エクスプレスのライダー、フランク・T・ホプキンスを演じる。彼はヒダルゴとともに、北アフリカのシークに 5,000kmの長距離耐久レース “オーシャン・オブ・ファイヤー” に参加するよう招待された。

「この映画をやることができたのは、信じられないほど素晴らしい経験だった。自分にとって非常に意義があった。映画の最初にある、ウーンデッド・ニーでのインディアン大虐殺のシーンは、ハリウッドではなく、サウス・ダコタの実際の歴史的な場所で撮影されたんだ。」

「映画の準備段階で、その地域のラコタ・インディアンの生存者と馬に乗り、彼らの文化や言葉を学ぶことができた。」

「ウーンデッド・ニーの大虐殺で殺された人々の子孫もいた。彼らは、両親から聞いたフランク・T・ホプキンスの話をしてくれた。」

「ラコタ族は、フランク・T・ホプキンスを彼らの一員と考えているんだ。」 ヴィゴ・モーテンセンは説明する。

テロの惨劇

大虐殺といえば、3月11日にマドリードで起こったテロについて、何かコメントはありませんか?

「もちろん、ひどい事だよ。爆発のちょうど2日前にマドリードにいたんだ。テロのあった日はフランスにいて、テレビ出演のためにストックホルムに向かうところだった。その晩、ホテルの部屋のテレビで見て初めて、多くの犠牲者が出たことを知った。」

「ショックで、マドリードの友人たちにすぐに電話して、彼らとその家族の安否を確認した。」

「本当に胸が痛むのは、犠牲者のほとんどが、マドリードに働きに行く途中の貧しい労働者や移民だったこと。暴力には絶対反対だ。どんな場合でも、暴力を用いるのは間違っている。国でも個人でも。ETAだろうがアルカイダだろうが、暴力は許せない。」 (ETA: バスク地方の分離独立を求める過激派民族主義組織)

translated by estel & yoyo