mural.com  2004.5.18 原文
ガエル、アラトリステに出演決定

映画は全編スペイン語、英語の字幕付きになる。

【スペイン、グラナダ 2004年5月18日】
アルトゥーロ・ペレス・レベルテの冒険小説シリーズ『El Capitán Alatriste』の映画版には、メキシコ人のガエル・ガルシア・ベルナル、アメリカ人のヴィゴ・モーテンセン、そしてスペイン人のエレナ・アナヤが出演することになった。

来年1月にアグスティン・ディアス・ヤネスの監督で撮影が始まるこの映画は、全編スペイン語で、英語の字幕が付くことになるとペレス・レベルテは発表した。彼は、そのことに非常に満足している。

「我々は、1万人のエキストラを使い、大部分がアンダルシアで撮影されるという、莫大な費用の映画を扱っているんだ。」 スペイン人作家は、そう指摘する。

彼は、アンダルシアの地域政府がこのプロジェクトに対して示した熱烈なサポートを強調する。そして、「この映画の監督やプロデューサーは、どんな種類の施設でも使えるようになっている。」と言う。プロデューサーは、2005年12月公開にこぎつけることを望んでいる。

この作家は、フェリア・デル・リブロがセッティングした文芸会議に参加するためにいた、グラナダのアンダルシアでこれらの声明を発表した。そして、“映画と文学” というタイトルのもとで、彼はこの2つのクリエィティヴなジャンル間の関係に取り組む。ペレス・レベルテは、今のこの関係を “今までになく明白で、映画の世界では新しいストーリーに貪欲である” と考えている。(訳注:この段落については、意味がよく分かりません。)

しかし彼は、「映画に原作を求めるのは間違いだ。映画は、この場合で言うと、監督や脚本家が書いた原作の特別版なのだから。」という意見の持ち主である。そして、映画の最終結果は、原作とは大きく異なってくるかもしれない。

「映画は映画」 彼はそう示唆する。そして、こうつけ加えた。「私はこの類の映画を、原作に忠実かどうかで評価したりはしない。良い映画なのか、そうでないかなんだ。」

ヴィゴ・モーテンセンがアラトリステを、ガルシア・ベルナルがイニーゴ・バルボアを、エレナ・アナヤがアンヘリカ・ダルケサル・デ・マヨールを演じる。

translated by yoyo (special thanks: Elessars Queen)