Pronto  2004.4.21 スキャン1 | 2 | 3

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アラゴルンの敗北

ヴィゴ・モーテンセンのサン・ロレンソが、リーベルを相手に敗北を喫する

リーベルのマキシ・ロペスが勝利のゴールを決めた時、ヴィゴ・モーテンセンは失望と苦悩の悲鳴をあげた。まるで、王様アラゴルンは、日曜日にサン・ロレンソの敗北を目にするくらいなら、ミドル・アースで何百人ものオークと戦う方がマシだとでもいうような叫びだ。

この国で子供時代を過ごしたこのアメリカ人俳優は、自ら認めるサン・ロレンソの熱狂的なファンである。世界中のどこからでもインターネットを使ってサン・ロレンソのキャンペーンを追いかけるような、熱烈なファンぶりが報われる時がきた。

チームがグラウンドに出てくる少し前に、ナショナル・クラブの名誉会員であることを示すカードがヴィゴに与えられ、敬意を払われた。また、クラブの会長であり、スーパーのチェーン “ノルテ” の前オーナーのアルベルト・ギルから、記念の額がヴィゴに手渡された。

最新作『オーシャン・オブ・ファイヤー』のプロモーションでアルゼンチンに来たモーテンセンは、この機会を利用して新しいスタジアム(Nuevo Gasómetro)を訪れた。ヴィゴがグランドに足を踏み入れると、観客は拍手喝さいで彼を迎えた。ヴィゴはその好意に、ロドリゴ・アストゥディーヨの背番号7のシャツを着て応えた。

しかし、幼少の頃からのファンであるこのチームへのこのスターの洗礼は、ここで終わらなかった。関係者やファン、友人を伴って、アラゴルンはセンターサークルに歩み、グラウンドにひざまずき、芝を少し取り観客に見せ、続いてそれを食べた。

このようにして、彼はプライベートな儀式を終えた。今回、王様は地元の一員として参加した。

写真のキャプション

Pronto: scanned by Fabiana

『ロード・オブ・ザ・リング』の俳優は、『オーシャン・オブ・ファイヤー』のプロモーションでアルゼンチンに戻ってきた。サン・ロレンソのファンであるヴィゴは、日曜日にグラウンドに行き、リーベルのマキシ・ロペスが勝利のゴールを決めると、絶叫して終わった。

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指輪のメンバー: ヴィゴは、クラブのリーダーから敬意を表するメンバーズカードと額を受け取り、感動する。

Pronto: scanned by Fabiana Pronto: scanned by Fabiana

(左の写真) ヴィゴが席でそわそわと爪を噛んでいる間に、ホセ・サンドがアルド・パレデスのスコアを破った。リーベルは、終了4分前に勝ち越しを決めた。

(右の写真) アラゴルンは、スタジアムからの拍手喝さいの中を、勝ち誇ったようにグラウンドを歩いた。全員がモルドールの王のスピリットを持っていたわけではなかった。(訳注:ミドル・アースの誤りでしょう。)

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嬉しさのあまり、ヴィゴはグラウンドにひざまずいて、芝をむしり、それを食べるほかに良い考えが浮かばなかった。

translated by yoyo (special thanks: Elessars Queen)