tv4.se  2004.3.12 原文
消えたセルフ・ポートレイト

By Johanna Larsson

インタビューを開始した時には、ヴィゴは間違いなくセルフ・ポートレイトを描きたいと思っていなかった。しかし、インタビューが終わった時に、彼はとりあえず了承してくれた。ヴィゴは黒のフェルトペンをつかみ、スラスラとセルフ・ポートレイトをスケッチし始めた。描いては躊躇し、眺め、また少しスケッチする。ついに彼は満足し、サインを入れて渡してくれた。やった!

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しかし、彼は突然心変わりをしたようで、もう少し描き足そうと絵を取り返した。線を足し、目の回りにたくさんのシワを描き、怒っているような表情の絵になった。「これ僕に似てる?やっぱり、あげたくないよ!」

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そして突然、スローモーションで、彼はポートレイトを6つに引き裂き、グリーンのスーツのポケットにしまった。

「普通の写真を撮ってくれた方がいい。」 気難しいアーティスト/詩人/俳優のヴィゴ・モーテンセンはそう言った。

tv4.seは、ポートレイトがもらえるコンテストをやろうと思っていた。しかし、もう存在しないのだから、泣くしかない。

しかし、少なくともセルフ・ポートレイトが一度は存在していたという証拠写真はある。だから、それを見て、自分のものになったかもしれないと夢見るしかない。

translated by yoyo (special thanks: Eru)