Diario de León  2005.2.28 原文
17世紀の混乱は今のアメリカと似ている

アルトゥーロ・ペレス・レベルテの小説をアグスティン・ディアス・ヤネスの監督で映画化した『キャプテン・アラトリステの冒険(原題)』が、3月7日に撮影開始となる。アントニオ・レシネス、ケベドを演じるフアン・エチャノベ、アリアドナ・ヒル、エレナ・アナヤ、オリバレス伯公爵役のハビエル・カマラ、エドゥアルド・フェルナンデス、ブランカ・ポルティーヨ、ウナクス・ウガルデ、エドゥアルド・ノリエガらがモーテンセンと共演する。映画は、原作および、17世紀にフェリペ4世の支配下で崩れ行く帝国を維持しようと必死の、衰退するスペイン帝国の姿にできる限り忠実に作られることになる。

Q: あなたは、欠点がひとつもないヒーロー、アラゴルン役を演じました。新しい役は、アンチヒーローとも言えるフランデス部隊のサバイバーです。この新しい役には、どのように臨むのですか?

アンチヒーローということより、彼をとりまく世界が僕の注意を引いたんだ。同じ嘘、同じ無秩序、同じ情報の欠如があり、良いことと悪いことが同様に混在した帝国が存在した17世紀は、今のアメリカで起こっていることになぞらえられるよ。

Q: 息子さんのヘンリーは、アラゴルン役を受けるかどうかの最終決定にずいぶん関わっていましたよね。この役については、何か言っていましたか?

息子はキャプテン・アラトリステのことはよく知らないんだ。息子と離れて寂しいと思うけど、僕はこの経験を通じて多くを学べるから、息子も喜んでいるはずだよ。King Elessarはレオンの山の孤独に身を隠し、けんか好きで威張っているけど、近寄りやすく、もっと人間らしいもう1人のキャプテン、ディエゴ・アラトリステへと変わったミドルアースに帰還するために、ドゥネダインのキャプテン、自然のままのアラゴルンに戻るんだ。

translated by yoyo (special thanks: Elessars Queen)