My Fairy Tale
Gentleman

訳注: ピピンのスケールダブルを演じた Fon の著書『My Fairy Tale』から、ヴィゴについて書かれた『Gentleman』という章の要約です。この本はタイ語で書かれているため、vecrabanion が英文に要約してくれたものを日本語訳しています。写真は reafre の Live Journal に掲載されています。写真のキャプションは reafre が英訳したものから訳しています。

フルコスチュームのヴィゴ・モーテンセンと。ピピンとアラゴルン。 Fonは、ヴィゴに対してあまり良い第一印象を持っていませんでした。ヴィゴは、物静かで、少しこわそうに見えたからです。Fonはヴィゴがどんな人物なのか、まったく見当が付いていませんでした。

しかし、その後、彼女はヴィゴのことをもっと知り、本当に素晴らしい人、真の gentleman (紳士)だと分かりました。もしかしたら、世界一の gentleman ではないかと...

こんなエピソードがありました。

ある日、森で撮影をしていた時のことです。彼女はキャストの中で唯一の女性で、他には8歳の子供がいました。撮影では、山や森の中を行ったり来たり、歩き回らなければいけませんでした。Fonは疲れきっていましたが、不平は口にせず頑張っていました。撮影が終わるとヴィゴがやってきて、Fonをハグして、テントまで彼女を運んでくれました。Fonは、ヴィゴの行動に驚きました。

Fonは、なぜ他の子供ではなく自分を運んだのか不思議に思いましたが、テントに着くまで何も聞きませんでした。テントに着くと、ヴィゴは「Fon、君が疲れているのは分かってるよ」と言いました。彼女はその言葉を聞いて、思わず泣きそうになってしまったそうです。

ヴィゴは、他の子は地元のNZ人だから気候や環境に慣れているけど、Fonは違うから、と言いました。Fonがたずねたわけでもないのに、ヴィゴはFonが考えていることが分かっているかのように理由を説明してくれました。彼女はうなずき、とても喜んでヴィゴに感謝しました。

ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン)とオーランド・ブルーム(レゴラス)との休日 (1番目の写真のキャプション)
フルコスチュームのヴィゴ・モーテンセンと。ピピンとアラゴルン。

(2番目の写真のキャプション)
ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン)とオーランド・ブルーム(レゴラス)との休日。

translated by yoyo (special thanks: vecrabanion & reafre)