Ephëmeris
静けさ(シレンシオ)   カルロス・ガルデル

夜の静けさ、今はすべてが静まりかえっている
筋肉は眠り、野望は休む
ゆりかごを揺らしながら母は歌う
魂まで届く最愛の歌を
なぜなら、ゆりかごの中に母の希望があるから
彼らは5人兄弟で、母は聖人だった
毎朝、5つのキスがあった
真っ白の髪の年老いた女性の
銀色の束にとても優しくふれた
5人の息子は行進していった

夜の静けさ、今はすべてが静まりかえっている
筋肉は眠り、野望が働く
ラッパが鳴り、祖国が危険にさらされる
そして戦争の叫び!男たちは互いに殺し合う
フランスの土地を血で覆いながら
今日すべては終わり、草木が再び生える
人生への賛美歌を農民が歌う
そして真っ白の髪の年老いた女性は
今、とても孤独だ...
祖国が5人のヒーローに与えた、5つのメダルを手にして

夜の静けさ、今はすべてが静まりかえっている
筋肉は眠り、野望は休む
遠くで母たちの聖歌隊が歌う
ゆりかごの中で揺れている新しい望みを
夜の静けさ... 魂の静けさ

デンマークで行われたポエトリー・リーディングで、ヴィゴがスペイン語で歌った歌です。偉大なタンゴ歌手、カルロス・ガルデル(Carlos Gardel)の『静けさ』(Silencio)という曲です。

translated by yoyo