St. Lawrence University  2003.2.28
ヘザーのレポート: 1日目

セント・ローレンス大学への旅行の一部始終を書きます。途中でメモをとろうとしたけど、書きながら何かをするのは苦手なので、最後に全部まとめて書くことにしました。今10時くらいで、私たちはホテルにいます。ギャラリーから戻ってきたのは多分9時くらいかな。オーケー、はじめます!

朝の8時に家を出ようとしたけれど、出発したのは結局9時。なんて幸先が良いのだろう・・・。家を出てガソリン・スタンドに寄り、8時間のドライブに備えて食料を買い込み、いざ出発。私がずっと運転したのだけれど、そんなに大変じゃなかったです。普通なら2、3時間以上も運転するなんてとても耐えられないけど、ヴィゴ・アドレナリンが炸裂してたので、全然平気でした!

NYに入ってから長〜い1本道のドライブが終わり、やっとこ出口が見えて、もう「ウォータータウン」って感じでした!ウォータータウンって、高速の出口の看板に書いてあったのです。誰かがヴィゴがここで育ったとか何とか言ってたように思ったけれど、私のヴィゴ知識はそこまで及ばず。とりあえず「ウォータータウン」の看板の写真を撮りました。そうです、私はもうヴィゴおたくです♪ それから別のハイウェイをしばらく走った後、広大な草原に出くわしました。そこに生えている木は全部氷で覆われていて、とにかく「スゴイ」としか言えないような風景でした。景色に目を奪われてハイウェイの出口を逃してしまい、危うくカナダまで行きそうになりましたが、なんとか元の道に戻れました!

ハイウェイを降りた後は、文字通り数マイルしかないような本当に小さな町をいくつか通り抜けました。何でも売っている小さな店とガソリン・スタンドと、あともう1軒別の店があるくらいで、それで全部というような町でした。何もかも小さくて、私が住んでるところよりもさらに何もないところでした。だけど、素敵な場所で見るには面白かったです。

なんとか道も間違えずにホテルがある町に着きました。ホテルへ行く途中、反対方向に行ってしまったけど、郵便局で場所を聞いたらもうホテルすぐ近くまで来ていました。無事ホテルに到着し、部屋も何の問題もありませんでした。(旅行に行くと、ホテルに着くのにトラブったり、部屋に問題があったりなのが毎回なので、これは驚きでした。) ともかく、荷物を部屋に運んで、ドラゴンレイディに電話をしました。6時半ちょっと前に彼女のホテルのロビーで会う約束をし、出かける準備をしました。何しろ道を知らないので、急いでホテルを出ました。

しばらく車を走らせると、セント・ローレンス大のサインが見えてきました!小さな街を走り抜けると、大学のメイン入り口が見えました。やっと着きました〜!! さらに1マイルくらい行って、彼女のホテルに着きました。ロビーで数分待ったけれど、すでに6時28分くらいになっていたので、きっと約束の時間に間に合わなかったのだと思いました。そして、携帯と携帯番号のリストをホテルに忘れたことに気づきました! もうパニックしてしまい、誰かが私たちを探して電話してきたらどうしようとか、誰もつかまえられないじゃない、など色々考えました。ドラゴンレイディが私たちの分のチケットを持っているけど、実際に会ったことがないのでどんな人なのかも知らないのに!その時、突然タマリエルの電話番号を思い出し、ブライアンの携帯を持っていたので彼女に電話したら、もう大学に入ってるっていうじゃないですか!彼女もドラゴンレイディを見てないと言っていたけど、かわりに携帯番号を教えてもらいました。ドラゴンレイディに電話したら、彼女考えなしに急いでホテルを出てしまった、と謝ってました。でも、ヴィゴに会えると思うと舞い上がってしまう気持ちはよ〜く分かります。私もキャンパスのどこへ行くかを教えてもらいってるそばから、半分以上忘れてしまってるのだもの!

なんとかたどり着いて車をとめて、教えてもらった建物だと思われる建物の目の前まで来ました。ブライアンがドラゴンレイディに電話し、やっとのことで窓から手を振る彼女を見つけることができました。中に入ると、このイベントの広告ポスターや、ヴィゴの本やLOTR関連物の展示がありました。ちょっとチープな感じの剣が2本と、FOTRの本やポスターもありました。その後、やっとのことで皆に会えることができました。(何人かはまったく聞いたこともない人でしたが。) しばらくの間いろんな物を見てまわり、それからギャラリーにつながる廊下のドアが開けられました。ヴィゴが撮った写真、イベントの日程、Signlanguageの背表紙からの短いバイオグラフィを載せたヴィゴのイベントのパンフレットもありました。

30分くらい列に並んで待っていると、3メートルくらい先にいた女性に地元ニュース局の人がインタビューしていました。「ワォ、はるばるNew York Cityからヴィゴに会いに来たの!?」なんて言っているのが聞こえました。「ハッ!私なんてオハイオから来たのよ!私にもインタビューしてよぉ」と思ったけど、もしそうなったら一晩中ニュースが流れるのを待ってなきゃならないからなぁ。(笑)

さらにしばらく待ってからやっとドアが開き、中に入ることができました!彼らはチケットの裏に青いペンでスマイリー・マークのようなものを描いて、チケットは返してくれました!チケットをキープすることができたので、とっても嬉しいです!中に入ると、オープンスペースがあり、右側には一方に半分の壁がある大きな部屋があり、遠くの右のコーナーにはテーブルがありました。テーブルには、花がささった花瓶が置いてあり、訪問者がサインできるノートも置いてありました。パンフレットももっと置いてありました。女の子2人が本でも書いてるんじゃないかと思われるくらい長いこと書いていたので、ノートにサインするのに5分くらい列に並びました。やっとのことでヴィゴに短い言葉を書くことができました! 「詩や写真を私たちとシェアするためにわざわざここに来てくれてありがとう。あなたに会うためにオハイオから来ました。あなたは私にとってとても大きなインスピレーションです」というようなことを書きました。その後ブライアンが「あなたが撮る写真が好きです。それから、ロード・オブ・ザ・リングズは最高だぜ!」と書きました。私は「なんでまたそんなこと書いたのーー!?」と思ったけど、急いで列からどけて、ヴィゴの詩が壁にかかっている部屋の反対側に行きました。

ブライアンはその中の詩の1つを読みはじめ、私はテーブルに背を向けました。そしたら、なんとヴィゴが自分の作品のそばに立っているではないですか!私は「オーマイゴッド!見て!ヴィゴがいるよ!」と言って、ブライアンの腕をつかみました。自分の目が信じられず、しばらくあっけに取られて立っていました。気を取り直して、と思ったけど、そこにいる全員が突然固まったようにヴィゴを見ていたので、私もまた固まってしまいました。ブライアンがヴィゴのところに行こうと言うので、人を掻き分けてヴィゴの近くに行きました。私の前1.5メートルくらいのところに立っていた女の人は、昔のヴィゴの先生だった人で、何か話をし始めました。ヴィゴともう1人の学生が彼女の家の部屋を借りて住んでいた時の話でしたが、正直言ってあまりよく聞いていなかったので、詳しくはブライアンのレポートを読んください。

その時ヴィゴは3メートルくらい離れたところに立っていて、私は最前列のよ〜く見えるところにいました!!写真を何枚かとっていたら、ヴィゴのご両親も来ていると言うではないですか!オォーーー、とってもキュートなご両親!ヴィゴのお母様の写真を数枚とったけど、ご両親そろったところはいい写真が撮れませんでした。だけど、デジカメで30秒のビデオを撮ることに成功し、それにはご両親がヴィゴの側に立っている映像を収めることができました。

ヴィゴのファッションはというと・・・、真っ黒ではないけど黒っぽい、白い線というか点のようなものが少し入ったスーツ。グリーンっぽいプレーンなシャツをその下に着ていました。ヴィゴはまたしても古い茶色の靴を履いていたのですが、本当にくたびれていて中古ショップで買ったかのように見えるんですよねぇ。もちろん、それでもカッコいいのだけど♪ また、シャツにマッチする緑の石がついたネックレスをしていました。それにはトールのハンマーが付いていたけど、なんでそれを身につけるのか・・・ブライアンが明日聞いてみるって言ってるけど、なんで今日聞かなかったんだろう?まぁ、いいや。

その女性が話し終わった後、ヴィゴは一言二言「ここに来れて嬉しいよ、来てくれてありがとう」といったようなことを言ったのですが、ヴィゴは皆の足元ばかり見ていて、決してアイコンタクトを取ろうとしませんでした。そんなに沢山は言葉につまることはなかったけど、まるで沢山の人の前で話すのが本当に好きじゃないように見えました。ヴィゴは1メートルちょっと離れたところに立っていたので、私たちが部屋の中でも最もヴィゴの近くにいたに違いありません!ヒューヒュー♪ ヴィゴは皆の前で話すよりも、皆の間に混じって普通に話をしたいと言いました。それって、ヴィゴが立ってるところまで皆がやってきて、結局ヴィゴは沢山の人にとり囲まれちゃう、ってことなんですけど・・・。

小さな男の子と男の人、それから女の人とその娘さんがいました。彼女は本を取り出し、明日のサイン会には来れないので今サインしてもらえないか、とヴィゴにききました。ヴィゴは「いいよ。ペンを持っている?」と言ったので、ブライアンがヴィゴにペンを貸してあげました。ブライアンには、ヴィゴが数分握っていたそのペンを絶対に何があってもなくしちゃダメだよと、もう見るのもダメ!とキツク言っておきました。ヴィゴはサインし終わって話をしている間、ずっとそのペンを握っていたのだもの!

それからヴィゴは「ありがとう」と言ってブライアンにペンを返し、ブライアンはペンを受け取りながら、「じゃぁ、今度は僕と話してくれる?」と笑ってききました。ヴィゴは「もちろんだよ」というようなことを言って、ブライアンと握手をしました。「ブライアンです。よろしく。」みたいなことを少し話してから、ブライアンはヴィゴのネックレスに手を伸ばし、何のネックレスなのかヴィゴにたずねました。ヴィゴはトールのハンマーだよ、と答えたのだけど、私はトールのハンマーが何なのか全然分からず、だけどブライアンは明らかに知ってるもようで、「あぁ、そう」なんて言っていました。ブライアンは知ってるふりをしてるだけだと思いました。だって私が知らないのに彼が知ってるわけないじゃない!

それからブライアンは、LOTRのタトゥーをどこに入れたのか聞きました。ヴィゴはちょっと笑っていたようでしたが、さらにブライアンは、もし “見せられないところ” に入れたのでないなら、見せてくれないか、とお願いしていました。私は、「アァ〜〜〜〜、もうそんなこと言うなんて信じられない〜〜〜!」と思ったけど、ヴィゴは肩に入れたと教えてくれました。

その後、ヴィゴは私の方を向き、私を見るではないですか!!私は握手をしようとして手を出しましたが、正直何を言ったのかまったく覚えていません。たしか、「ヘザーです」っと言った気はしますが・・・。ヴィゴは「元気?」と言ったので、「最高です!」と言って、それから、カントンに住んでるのかと聞かれたので、オハイオ出身です、と答えると、この大学で勉強してるの?と言うので、いや、今日オハイオから車で来ました、と言いました。たしか、ヴィゴは「あ、そう」みたいなことを言ったと思うけど、本当に何も覚えてないのです〜。もう緊張しすぎて、泣きそうになりました!何を話してよいか分からず、そんな自分が情けなかったです!

それから、ヴィゴは私が『Don't Tell Me What To Do』のCDを持っていることに気づき、サインして欲しいか聞いてきました。「もちろん、ありがとうございます!」とこたえると、ヴィゴは私の名前をもう一度確認し、CDの右上に「thanks, heather - < 3, viggo」とサインしてくれました♪ ヴィゴがサインしている間に、ブライアンは私のバックからカメラを取り出し、ヴィゴがCDを渡してくれた時に「ねぇ、彼女と一緒の写真をとってもいい?」と聞きました。私は「えーーー、何ですってーーー!!」っと思いましたが、ヴィゴが「いいよ」と言うので、ヴィゴの側に立ち一緒に写真を撮りました。それから、私はヴィゴに3回くらいお礼を言い、もう一度握手をしました。

それから人の間をくぐり抜けて、しばらく立っていました。ヴィゴと一緒にとった写真を Viggo Fan Base の女性たちに見せ、それから、少し落ち着こうと思い、ヴィゴのアートワークを見てまわったりしました。パンチや食べ物がありましたが、緊張しすぎていてとても食べられませんでした。クリームチーズとチェリーがのったパンや、にんじんのスライスに何か塗ってあるものなど、他にもいくつかあったみたいですが、よく見ませんでした。全般的にとっても良い感じでした。できるだけ色んな物の写真をとりました。自分たちが書き込んだノートの写真を撮りたかったのですが、もうそこを出なければいけなかったので結局撮れずじまいでした。

その前に、“Back to Babylon” の詩が掛けられている壁のところにヴィゴが連れていかれ、地元のニュース番組用のインタビューが行われました。ヴィゴの声が聞こえるように、私たちもそこに行きました。ブライアンはちゃんとインタビューを聞いてたみたいですが、私はあんまり聞いてませんでした(笑)。だから詳しくは、ブライアンのレポートを読んでくださいね。そうそう、5月に新しい本を出版するつもりだ、と言ったように思います。これですべてが終わり、私たちは外に追い出されました。コートを取って、最後に何枚か写真をとってそこを出ました。

絵の具か何か分からないけど、ヴィゴの爪がちょっと黒っぽいのに気づきました。作品か何かに取りかかり中なのか、ヴィゴの手は汚れていて、爪の中から取れていないような感じでした。ヴィゴがどんな匂いだったか・・・それは覚えてません。ゴメンなさい!一緒にいた人の何人かは、ヴィゴはとってもいい匂いがしたと言ってたけれど。それから、ヴィゴはとっても背が高かったです。私のBFは5フィート11インチですが、確実にそれより高かったです。少なくとも、6フィートはありました!過去にヴィゴの身長についてちょっと議論があったと思うけど、ここで断言します!ヴィゴはとっても背が高いです!ヴィゴの目は、ブルー/グリーンに見えました。う〜ん、ミステリーですねぇ!だけど、グリーンのシャツにとってもマッチしていました。ブルーやグリーンの服を着て、自分の目もそんな色だと、着ている物に合わせて目の色が変わるんですよね。私の目もそんな感じなんですけど、もちろん、ヴィゴの目ほど素敵じゃありません!

今日ヴィゴとしゃべったこと、またヴィゴに話せなかったことを考えると、本当に自分がイヤになります。明日の本のサイン会でその分を取り戻すつもりです。何か意味のあることを話したいけど、少なくとも、ヴィゴとの会話が途中で途切れずにスムーズいくようにしたいです。ヴィゴはとっても静かに話す人で、全然話好きではないのです。でもとっても素晴らしい人!!そろそろ寝る時間になってしまいました。明日すべてが終わったら、またアップデートします。明日の朝はブランチにでかけます。おやすみなさい!

translated by yoyo