BBCi: Film 2003  2003.12.16

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ジョナサン: 今、私は、美しいアルウェン、それに王様と一緒にいます。リヴ・タイラーとヴィゴ・モーテンセンです。来てくれて、ありがとうございます。この3本の映画すべてにおめでとうと言いたいですね。私は特に最終章が一番素晴らしいと思いますし、3本の中でも一番気に入ってます。ものすごい作品ですよね。ある意味、すべてが終わり、公開された今となって、奇妙な感じがしますか?

[リヴが先に答えるよう、ヴィゴが促す]

リヴ: いろいろな意味で、間違いなく寂しいと思うわ。一緒に働いて協力することに慣れ親しんでいるから。だけど、同時に、これらの作品を成し遂げたことにエキサイトしているわ。

ヴィゴ: ある意味、終わってはいないんだ。僕たちは友達であり続けるからね。撮影の間にはぐくまれた排他的な関係は、子供たちが関わるにつれて強まるだけだと思うよ。

ジョナサン: あなたたちが演じた人物の年齢差について聞かせてください。[リヴに向かって] もし私が正しければ、あなたはアラゴルンより2,690才年上なんですよね?間違ってませんよね?

ヴィゴ: うん、だいたいね。

ジョナサン: それって、若いツバメどころの話ではないですよね?

ヴィゴ: 彼女、変わりなくなかなかキレイだろ?

ジョナサン: まんざら悪くないですよ。まあ、下着と化粧でカバーしてるのだと思いますけど。

ヴィゴ: うん、だいたいそうだね。

ジョナサン: 耳はどうなんですか?あなたがつけていた耳は、ちょっとした興奮材料だったそうですね。

リヴ: 彼は時折、好んで耳を撫でていたわ。

ヴィゴ: 今でもだよ。1組持ってるんだ。ゼラチンなんだけど、彼女がつけていた時ほど良くは見えないんだ。

リヴ: 持ってるの!?

ヴィゴ: 持ってるよ。

リヴ: 私でさえ持ってないのに!

ヴィゴ: 冷凍庫にしまってるんだけど、しおれちゃってるんだ。ちょっと緑色でねじれちゃってね。

リヴ: [ジョナサンに説明するように] 耳は溶けるのよ。

ヴィゴ: また耳をつけることはないの?

リヴ: もしかしたらね。

ヴィゴ: 僕のためにつけてくれない?

リヴ: いいわよ。[リヴがヴィゴの手を握り、ヴィゴは両手でリヴの手を握る]

ヴィゴ: 日本で? 彼らも気に入るよ。

リヴ: ヴィゴはウェリントンのプレミアでも、私に耳をつけさせようとしたのよ。私はそっけなく「とんでもない!」って感じだったわ。

ジョナサン: もし耳をつけていたら、観客はさらに熱狂したでしょうね。

ヴィゴ: 君がつけてくれたら、僕もつけるよ。僕はフリーザーに入ってるのをつけるから、君のは間違いなく素敵に見えるよ。それでどう?それでいい?

[リヴとヴィゴが指きりをする]

ジョナサン: この映画のキーになる瞬間は、初めてアラゴルンに彼の剣が差し出されて、彼が選択をする時だと思うのですが。3作とも素晴らしい演技がなされてますが、私が思うに、あなたにとってはおそらくこの映画が一番良くあなたの仕事を表していますよね。この映画に満足していますか?これが本当のチャレンジでしたか?

ヴィゴ: うん、つまり... ほとんど終わったということについて、複雑な心境ではいるよ。これ(劇場版)をまた見たいというだけでなく、長いバージョンも見たくてたまらないんだ。最初の2つの映画にはエクステンデッド・バージョンがあって、その中でいくつかのキャラクターはいつも他のキャラクターよりもフェアな扱いを受けるんだ。すべてを映画に入れることはできないからね。この映画を見ている間、必ずしも自分のだけでははなく他の人のも含めて、特定のシーンのことを考え続けたよ。

リヴ: 私のはないわ。

ヴィゴ: そのまま全部を映画にできればいいのだけれど。

リヴ: 1つのシーンだけなんだけど、カットしてくれて本当に嬉しかったのがあるの。だって、とってもひどかったのよ。(笑)

ジョナサン: なぜですか?

ヴィゴ: 彼女の耳がひどかったんだ。

ジョナサン: ひどい耳ですか。あなたは耳重視なんですね。ふつうの人より耳を意識してますよ。

リヴ: もう、耳が赤くなっちゃたわ。

[ヴィゴがリヴの耳を撫でる]

ジョナサン: 男女関係のルールを破ってないですか?今のは私には随分とエロティックに見えましたが。あなたがたにとってはどうか分かりませんが。

その後、出されていた食べ物の話をして、2人に来てくれたことを感謝をしておしまい。

translated by yoyo