E! News Live  2002.1

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剣の後ろの男

ヴィゴ・モーテンセンは、出演した全ての映画で魅惑的な印象を残してきました。しかし、『ロード・オブ・ザ・リング』での、ミステリアスなホビットのボディガードにまさるものはないでしょう。

ヴィゴ: アラゴルンは有能なリーダーであることを証明しようとするし、ミドルアースの他の種族に対して深い思いやりを持っていて、ミドルアースの歴史や危険についてもよく知っているんだ。だけど、彼は自分に対する疑念や、口には出さないけど、沢山の不確実な部分を持っているんだ。自分が演じるキャラクターも恐怖心を持っていることが分かったら、「彼ができるなら、自分もできるさ」って思うようになったんだ。(笑)

セクシーで罪深い男を演じてキャリアを築いたヴィゴにとって、『旅の仲間』でヒーローを演じることは、新しい経験でした。

[1998年のダイヤルMのプレミア時のインタビュー]
ヴィゴ: 一度だって嫌いなキャラクターを演じたことはないよ。彼は画家で、愛人で、嘘つきだ。俳優にとって、十分に演じ甲斐があるキャラクターだよ。

俳優業がモーテンセンの弓で使われる唯一の弦(つる)ではありません。ニューヨークで写真展を開いたこともあり、詩も書くのです。余暇にはミュージシャンにもなります。ヴィゴは『ダイヤルM』の役を得た時に、絵を描くことも彼のリストに加えました。

[ダイヤルMの頃のインタビュー]
ヴィゴ: プロデューサーと監督に、絵を描かせてくれるよう頼んだんだ。僕が演じたのは、アーティストで絵を描くという設定だったからね。それで、彼らはOKしてくれたんだ。クールだと思ったよ。普通、大作映画ならそんなリスクは冒さないからね。僕の絵がひどいシロモノかもしれないだろ? だけど、有名なアーティストを演じたわけじゃないから、大丈夫だったんだ。作品がオリジナルでさえあればね。

映画の中で取り上げられたことが、1998年のロサンゼルスでの作品展への道を開きました。そして来月、ヴィゴの新しい写真と絵の作品展が、サンタモニカの Track 16 ギャラリーにて開かれます。新しいコレクションの中には、ロード・オブ・ザ・リングのロケ地、ニュージーランドで撮影されたものもあります。この土地は、ヴィゴにもう1つの楽しみを与えたようです。

ヴィゴ: アウトドアが好きだし、キャンプやハイキング、釣りといったことが好きなんだ。だから、世界でも最高の場所だったよ。僕にとっては天国だったね。

translated by yoyo