コンペティションに参加しているフィルムメーカーにとって、カンヌは多くのストレスを与えるものかもしれない。ここでは、第58回カンヌ映画祭の雰囲気をクローネンバーグがさらに紹介してくれる。そして、彼の考え方やユーモアを保つため、どのようにデジタルカメラを使うかを実演してくれる。
デイヴィッド: 「俺ってクールだろ」って感じだろ? [誰かが大声で笑う。ほらほら、と皆に撮った写真を見せる。サングラスをもうちょっと上げて、下げてと指示を出しながら写真を撮る。]
デイヴィッド: いま僕はパパラッチになってるんだ。[そう言いながらジョージの写真を撮る] これは魚眼レンズなんだよ。[撮った写真をジョージに見せる]
デイヴィッド: 個人情報の盗難だ。指紋をとられちゃうよ。
男性: ヴィゴ、それってアルゼンチンのお茶なの?
ヴィゴ: そうだよ。
男性: 子供の時におばあちゃんがくれたっけ。
ヴィゴ: 飲んでみたい?
男性: いや、結構。(訳注:その後はよく聞こえません。)