TV2インタビュー  2004.3.26

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男性司会者: フランク・T・ホプキンスと馬のヒダルゴが、世界一過酷な馬のレースに参加して、アラビア砂漠を走破します。MorgenTVでは、編集スタッフのコンテストを行った結果、女性の中からベネディクテ・ベーリングが選ばれ、D'Angleterreホテルでヴィゴ・モーテンセンに会いました。

ベネディクテ(以下、B): ベネディクテです。こんにちは。

ヴィゴ(以下、V): やぁ。(握手する。)

(Miyeloにサインをする。ヒダルゴのクリップが流れる)

B: 馬を買ったんですね。

V: うん、T.J.だよ。ヒダルゴ役の。仲良くなったから、ずっと友達でいたいと思って。僕たちはとてもラッキーだったと思う。オマー・シャリフの起用は、もちろん、とても重要だった。この映画にとって、プラスアルファになったよ。でも、ヒダルゴ役のT.J.も、それと同じぐらい重要だったと思う。脚本から予想したよりも、ずっと多くのものを与えてくれたんだ。彼のリアクションや参加の意欲、物事に対する関心度とか。どんなことにも意見を持っているように見えたよ。

(ヒダルゴのクリップが流れる)

B: モロッコで一部撮影されたようですが、大変なこともあったのでは?

V: そうなんだ。強風や砂嵐なども多かったよ。でも、そう、特に馬には辛い時もあっただろうね。みんながやって来ては、こんな天候なのに水が足りないとか、乾燥して暑いとか言ってたよ。強風で、常に砂が舞っていたし。でも、とても美しい所だった。ああいう場所にいられたのは、とてもすごいことだった。だから、文句は言えないよ。それに、『ロード・オブ・ザ・リング』の長くて厳しい撮影を経験したら、これは比較的、まあ・・・楽だったと思う。(笑)

B: そうですね。

(ヒダルゴのクリップが流れる)

B: あなたが世界的に有名になったのは、特に『ロード〜』以降だと思いますが、『ロード〜』の前と後のヴィゴ・モーテンセンでは、違いはありますか?

V: 年を取ったよ。ちょっと疲れたかも。(二人笑う。)まあ、以前よりチャンスが増えたかな。第一部の『旅の仲間』の成功がなかったら、この役を・・・ フランク・T・ホプキンスのようないい役を得られなかっただろう。だから僕はそのことに感謝してるんだ。

B: あなたはデンマーク国民ですが、アメリカ、アルゼンチン、ベネズエラ、そしてここデンマークにも住んだことがありますよね。これまで何らかの愛国心を抱いたことはありますか?

V: そうだなぁ。6月14日のスウェーデン対デンマークの試合では、もちろんデンマークに勝って欲しいよ。[訳注:ヨーロッパサッカー選手権(ユーロ2004)のことと思われる。実際は、14日は対イタリア戦で、スウェーデン戦は22日。試合は引き分けた。]

B: まだだいぶ先よ!

V: 勝って欲しくないの?

B: 欲しい。(笑)

V: 実際、そうなると思うよ!

B: 以前、あなたのおじさんのヘンリーさんのインタビューを聞いた時、『ロード〜』は好みじゃないとおっしゃっていましたけど・・・。

V: (笑)おもしろい人なんだ。

B: (笑)ちょっと複雑すぎたのかしら。どうでしょう、『ヒダルゴ』の方が好みに合うでしょうか?

V: う〜ん、おじはシェラン島中部の出身でね。そのせいなんだ。あの地方の人はそうなんだよ。(笑)特有の考え方や気分があるんだ。それも当然だけどね。

B: じゃ、様子を見なくては。この映画を気に入って下さるかどうか。

V: (わざとそっけなく)多分ダメだと思う。(二人で大笑い。)でも、彼は馬は好きなんだ。農家だから、多分、T.J.は気に入ると思う。・・・(聴き取り不能。)

B: インタビューに答えてくれて、ありがとうございました。

V: こちらこそ、ありがとう。

男性司会者: こうして、いかにベネディクテ・ベーリングがわずか数分でティーンエイジャーに逆戻りしたかを、ご覧いただきました。

translated by estel